2014年09月

2014年09月27日

河童の住処・かっぱ淵(岩手・遠野)を歩く(3)

先日の続きです。

前回の記事:河童の住処・かっぱ淵(岩手・遠野)を歩く(2)
http://touhou-stock.blog.jp/archives/1008421748.html

・かっぱ淵の歴史
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川のそばにかっぱ淵の歴史を示す案内が出ていました。

それによると、川のそばにある常堅寺が火事になった時、カッパたちが頭の皿から水を出して消火するという離れ業を演じたとか。
(やはりカッパの技術は恐るべし…)

人間が河童に助けられた伝説というと、浅草のかっぱ橋を思い出します。
(向こうは河童が治水工事を手伝ったという話です)

「河童」の名のついた町・かっぱ橋道具街を歩く
http://touhou-stock.blog.jp/archives/1002324237.html

・常堅寺の「カッパ狛犬」
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そのカッパへの感謝を込めて、常堅寺の境内の狛犬は普通の狛犬と違い、頭がカッパの皿のように凹んだ形になっていて「カッパこまいぬ」と呼ばれています。
(まさにカッパの聖地と言ってもいいでしょう)

・遠野駅のカッパの駅スタンプ
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遠野駅に戻り、駅の記念スタンプを見ると、こちらもやはりカッパにちなんだデザインでした。
(カッパの隣の馬は「オシラサマ」の伝説にちなんだものと思われます)

・駅前のカッパ像
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また、遠野駅の駅前広場にある池にも、酒盛りをしているカッパたちの像があります。
(やはり東方に酒は欠かせないということでしょうか。背が高く、腕と足が細いちょっとリアルチックな姿です)

カッパ好き、民話好きにはたまらない場所ですので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょう。
(駅のホームにあった駅員姿のカッパです)
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(東北新幹線で新花巻まで行った後、遠野へ通じる列車(釜石線)の本数が1~2時間に1本位と少ないのが厳しいですが…)


at 09:25|PermalinkComments(0)日記 

2014年09月20日

続・閻魔様がいるお寺(千本ゑんま堂(京都))

そろそろ秋分の日、お彼岸が近いお墓参りの時期ですが、彼岸といえば閻魔様。
ということで、今回は先日の深川に続き、京都の閻魔様がいるお寺「千本ゑんま堂」の話を。

閻魔様のいるお寺・深川えんま堂(東京)
http://touhou-stock.blog.jp/archives/1002324246.html

場所は京都の上京区・千本通沿い。
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先日記事にした「妖怪ストリート」や北野天満宮からさらに北へ進んだ場所です。

妖怪ストリートのグルメ(京都・北野白梅町)
http://touhou-stock.blog.jp/archives/1004395762.html

住所が「閻魔前町34番地」というすごい場所で、お寺近くには「えんまや」という日用品店もあるほどです。
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お寺に入ると、本堂の前に「裁判長・ゑんま法王」の写真が出ています。
(深川の閻魔様よりヒゲをたくわえてるようにも見えるので、映姫さまのお爺様という設定で…)
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また、その両脇には「書記・司録尊」「検事・司命尊」と部下も控えていて、仕事を手伝っています。
(本堂内で実際の像を見れます)

さらに、本堂の横には国内唯一らしい「地獄絵大壁画」が。
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壁一面、見上げるような高さに閻魔様の裁きを受ける罪人や地獄の苦しみの様子が描かれていて、畏れ多い雰囲気が感じられます。
(長い歴史のためか絵の具が剥げ落ちてますが、それがまたおどろおどろしいです)
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京都北部の観光ついでに立ち寄ってみてはいかがでしょう。


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2014年09月13日

さばかれてしまった鰻屋台の店主

先日、都内某所の商店街で見かけた鰻屋さんの写真です。
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棚の奥の方には、タレがしみて美味そうな鰻の蒲焼(ヤツメウナギかは不明)が並んでいるのですが、その隣には「ヤキトリ」が…。
(写真の一番手前。1本50円でした)

鰻屋台の店主(夜鳥)も捌かれて食べられてしまったのか、と思うと悲しくなる1枚でした。
(なお、焼き鳥は小ぶりですが、よく焼けていてまあまあの味でした)


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2014年09月06日

富山の「薬」売り関係スポットを歩く

幻想郷で薬といえば永遠亭ですが、日本で薬というと真っ先に思いつくのは富山の薬売り。

ということで、富山市内の薬関係スポットの写真をまとめてみました。

・廣貫堂資料館
富山駅近くの、長い歴史を持つ製薬会社にある資料館。
予約なしで見学が可能で、広貫堂の長い歴史を通じて、「富山の薬売り」の歴史、薬売りの道具などについても理解を深められます。
(天皇・皇后両陛下がご見学されたほか、サザエさんのアニメにも出たことがあるそうです)

昔はこんな感じの薬箱を薬売りの方が持ってきてくれて、一揃いの置き薬がどの家にもあったものです。
(今となっては幻想入りしつつある慣習かもしれません)
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また、昔の薬の調合に使ってた道具とか…
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薬売りの人が子供向けサービスに配っていた紙風船なども展示されています。
(別にこれで子供をおびき寄せようというわけではなく…)
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・薬売りの像
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富山駅前のビルの広場にあった薬売りの銅像。
薬の入ったつづらを小脇に降ろして一休みする薬売り。
その傍らには、膨らませた紙風船で遊ぶ子供という微笑ましい構図です。
(その背後に走ってる路面電車も幻想入りしつつありますが、富山ではまだまだ現役です)

・富山駅ポスト
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富山駅の入口横にあったポスト。
ご当地シンボルということで、こちらにも小さな薬売りが乗っかっていました。

来年、北陸新幹線が開業すると首都圏から富山へ行きやすくなりますので、またいずれ行ってみたいです。


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