東方地霊殿

2016年02月06日

東京・調布「鬼太郎茶屋・妖怪ギャラリー」にいた妖怪たち

昨年の話で今さら恐縮ですが、「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」などでおなじみの漫画家・水木しげる先生がお亡くなりになりました。

水木しげるさん死去 93歳- 記事詳細|Infoseekニュース
http://news.infoseek.co.jp/article/oricon_2049063/

以前、先生にちなんだ場所として鳥取県の水木しげるロードを取り上げました(以下記事)が、東京・調布も先生ゆかりの地ということで、深大寺の「鬼太郎茶屋」などのスポットがあります。

関連記事:水木しげるロード(鳥取・境港)
http://touhou-stock.blog.jp/archives/1002324175.html

その「鬼太郎茶屋」には「妖怪ギャラリー」という資料館が併設されているのですが、今回はそちらのお話を。

館内は和室で、水木しげるロードを思わせる妖怪のミニチュアや鬼太郎の登場キャラの説明が並んでいます。
(休憩部屋にあった水木しげる先生の写真パネル。「甘いものが大好き」だったそうです)
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ふと、押入れのさりげない感じの覗き穴を見ると…
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こんな感じで「土蜘蛛」などの妖怪が潜んでいたりとヒヤっとする仕掛けも。
(ヤマメさんのイメージがガラリと変わるようなリアルチックなお姿です)
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また、先生の描いた姿から作った妖怪のミニチュアが並ぶ日本地図があるのですが、
北陸地方辺りを見ると「ぬえ」「九尾のきつね」などがいます。
(ゲームのイメージとは似つかない姿だったりと、妖怪世界の奥深さが感じられます)
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なお、「ゲゲゲの鬼太郎」でおなじみの「ねずみ男」「猫娘」に混ざって「水木先生」も妖怪として並んでいました。
(写真左下、目玉のおやじの奥。机で原稿を書いています)
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「鬼太郎」や「悪魔くん」などで楽しませてもらった者として、先生のご冥福をお祈りいたします。
(深大寺は調布駅からかなり離れているだけあり、都内とは思えないほどの自然に包まれた中で参拝できました)
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2015年11月01日

鬼と熊が一杯(閻魔もいるよ)「登別温泉」(北海道・登別)(3)

前回までで鬼、そして閻魔様へのご挨拶も済んだので、いよいよ温泉の噴き出る地獄谷へ向かいます。

 鬼と熊が一杯(閻魔もいるよ)「登別温泉」(北海道・登別)(1)
 http://touhou-stock.blog.jp/archives/1039182120.html
 鬼と熊が一杯(閻魔もいるよ)「登別温泉」(北海道・登別)(2)
 http://touhou-stock.blog.jp/archives/1041780661.html

地獄谷があるのは温泉街を抜けて山道を登った先。
英字でも「JIGOKU DANI」と書かれていて国籍問わず誰でもウェルカムのようです。
(外国人観光客もかなり来ていました)
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こちらが地獄谷。
温泉や湯気が湧き上がる谷の周りに遊歩道があり、火山ガスの強い臭いが充満していてまさに地獄のようです。
(変色した山肌も物々しい雰囲気を感じさせます)
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遊歩道の柵の向こう側は熱い温泉の源泉が流れ、灼熱地獄のような様相。
暑い日だと暑さと湯気の湿気でやられかねません。
(「大変危険です」の看板も伊達ではありません。そしてこちらにも英語で「DANGER KEEP OUT」の文字が)
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間欠泉を間近で見れる「鉄泉池」もあったりと、地獄巡り気分で散策を楽しめます。
(地霊殿の世界観の方が近いかも)
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※過去にも「地獄」と名前のついた温泉を紹介しましたが、こちらは名前だけでなく正真正銘の地獄という感じでした。
 (谷底を見て回った後は、火山ガスの臭いと熱気による汗をさっさと洗い流したくなります)

 関連記事:地獄より湧く温泉(宮城県・鳴子)
 http://touhou-stock.blog.jp/archives/1008058278.html

北海道観光で温泉を楽しみたい時など、足を運んではいかがでしょう。
(登別温泉までは札幌や室蘭からの直通バスなどもあり、なかなかアクセスがいいです)

最後にクマのことを忘れていたので、登別のマンホールの蓋を。
(かわいい鬼と熊が仲良く温泉に入ってるデザインです)
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2015年09月05日

鬼と熊が一杯(閻魔もいるよ)「登別温泉」(北海道・登別)(1)

鬼と熊が一杯(ついでに閻魔様も)いる温泉があると聞いて行ってみました。

場所は北海道の登別温泉。
登別駅からバスで15分ほどで到着します。
(駅前から、さっそく金棒を持った迫力ある鬼が歓迎してくれます)
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温泉街の入口から続く商店街の名前は「極楽通り」。
(赤い金棒に書かれた字が少々剥げかけているのが地獄の一丁目っぽいです)
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鬼が一杯の外から避難し、のんびり温泉に浸かったり飲み食いできる意味では確かに「極楽」かもしれません。
(温泉街の通り沿いには、鬼の姿の道祖神やお地蔵様(鬼なので「鬼蔵」といいます)などがあります)
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温泉街を抜けると、色とりどりの鬼の金棒が立つ公園が。
こちらは「泉源公園」で、金棒ごとに「商売繁盛」「良縁成就」などのご利益があり、願いを込めた絵馬を奉納できます。
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さらに山を登るとまた大きな鬼が。
この先に続く「地獄谷」の門番のようです。
(昔話のような赤鬼・青鬼を見てると、昔やったゲームの「桃太郎伝説」や「妖怪道中記」を思い出します)
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次回に続きます。


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2014年11月15日

歌舞伎町の鬼が災いを祓ってくれる神社・稲荷鬼王神社

再来週の11/24(祝)は東京ビッグサイトで博麗神社秋季例大祭が開かれるようです。

博麗神社秋季例大祭について
http://reitaisai.com/rts11/syuukireitaisai/

ということでいつもと同様(以下記事)、今日はこれにちなんで東京のスポットを紹介します。
(左下の「東京」タグでも検索できます)

前回の記事:狸と狐の化かし合い?・柳森神社(東京・秋葉原)
http://touhou-stock.blog.jp/archives/1002449187.html

本日行くのは、新宿・歌舞伎町にある「稲荷鬼王神社」。
上の「狸と狐」と同様、鬼と稲荷という珍しい組合せの神社です。

場所は地下鉄・東新宿駅から歩いて5分ほどの大通り(職安通り)沿い。

神社の鳥居はこんな感じ。
一見普通の神社ですが…
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神社入口の柵の裏手にゴツゴツの石で作られた水鉢があり、その下をよく見ると、水鉢を支える小さな鬼がいます。
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(小さな体でこんな大きな鉢を支えるとか、これがミッシングパワーの力でしょうか)

神社の由緒の説明によると、「鬼というと悪いイメージを持ちがちですが…すべての災禍を祓う力があります」との説明が。
この神社、全国唯一の「鬼の福授けの社」として信仰を集めているそうです。
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東方で鬼というと酒好きなイメージ。
そんな鬼のご利益がある神社が、全国有数の歓楽街・飲み屋街である歌舞伎町にあるというのも、不思議な縁を感じます。

また、神社の片隅には「生命の言葉」と書かれたこんな貼り紙も。
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「人に勝つより自分に勝て」
相場にも通じる極意にも見えます。

鬼好きな方は足を運んでみてはいかがでしょう。


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